VMware

計画的ダウンタイムであっても、計画外のダウンタイムであっても、ダウンタイムにはかなりのコストが伴います。しかし、従来のソリューションで高いレベルの可用性を確保するには、コストがかかり、実装が困難で、管理も容易ではありませんでした。VMware のソフトウェアを使用して、ハードウェア、オペレーティング システム、およびアプリケーションに依存しないソリューションを導入すれば、よりシンプルかつ低コストで可用性の要件に対応できます。 

  • 通常のメンテナンス作業に必要な計画的ダウンタイムを排除
  • 仮想マシンで実行されるアプリケーションの可用性を継続的に確保することで、計画外のダウンタイムを回避
  • サーバ障害発生時にシステムを自動的に再起動し、障害からの迅速かつ確実なリカバリを実現

計画的ダウンタイムの削減

計画的ダウンタイムは、一般にデータセンターのダウンタイムの 80% 以上を占めています。ハードウェアのメンテナンス、サーバの移行、およびファームウェアのアップデートには、いずれも物理サーバのダウンタイムが不可欠です。このダウンタイムの影響を最小限に抑えるには、スケジュール調整が困難で不規則になりがちなダウンタイム用時間枠を決定する必要があり、それまでメンテナンスのタイミングを遅らせざるを得ません。

VMware の仮想化を使用すると、組織の計画的ダウンタイムを大幅に削減することが可能です。VMware vSphere 環境では、VMware VMotionVMware DRS (Distributed Resource Scheduler) をメンテナンス モードで使用することで、ダウンタイムやサービスの中断なしでワークロードを異なる物理サーバへ動的に移行できます。そのため、アプリケーションとサービスをオフラインにしなくてもサーバのメンテナンスを実行できます。これにより、次のことが可能になります。

  • 通常のメンテナンス作業に必要なダウンタイムを排除
  • 計画的なメンテナンスの時間枠を排除
  • ユーザーの操作やサービスを中断せずに、いつでもメンテナンスが可能

計画外のダウンタイムの回避

VMware vSphere が提供する重要な可用性テクノロジーは、仮想マシンで実行している任意のオペレーティング システムとアプリケーションに利用できます。これらの機能は簡単に構成でき、物理システム上のすべての仮想マシンが使用できるため、高可用性を提供する際のコストと複雑さが低減されます。VMware vSphere スイートに含まれる主なフォルト トレランス機能は、次のとおりです。

  • 個々のネットワーク カード障害に対応するネットワーク インターフェイス チーミング
  • ストレージ パス障害に対応するストレージ マルチパス
  • VMware Fault Tolerance。サーバ ハードウェア障害が発生した場合に、仮想マシンで実行されているアプリケーションに対し、ダウンタイムやデータの損失なしで継続的な可用性を提供

迅速かつ確実な障害からのリカバリ

VMware のソフトウェアは、物理インフラストラクチャ向けソリューションのコストや複雑さを伴わずに、迅速な自動再起動と自動フェイルオーバーを可能にします。仮想マシンは、ハードウェアから独立しており、物理リソースを共有できるので、フェイルオーバー ソリューションを実装するために同一の専用スタンバイ ハードウェアを用意して、同一の構成を維持する必要はありません。
 
サーバ障害が発生した場合、VMware HA (High Availability) は、サーバ障害の影響を受ける仮想マシンをほかの本番サーバで自動的かつインテリジェントに再起動します。また、オペレーティング システム障害の影響を受ける仮想マシンも自動的に再起動します。VMware HA は、オペレーティング システム、アプリケーション、または物理ハードウェアに関係なく、1 つのチェック ボックスを選択するのみで簡単に構成できます。アプリケーション障害からの保護を実装する場合、VMware vSphere をサードパーティ製のクラスタリング ソフトウェアと組み合わせて、アプリケーションに対応した保護を提供できます。同一構成の物理サーバにかかるコスト、物理ハードウェアの変更時にクラスタリングを再構築する複雑さ、また困難な物理システムのクラスタリング テストは必要ありません。